Hello world!nora3です。
今朝は出社したんですが、昨日コンビを組んでた同僚がコロナ陽性疑いとなったため、必然的に僕も濃厚接触者疑いの人となり、出社直後に退社して、突然のお休みとなりました。
もうホント、すぐそこまで来てますわ、ヤツが。ヒタヒタと。
というわけで閑休話題。本日はちょっと雑談を。
「自分が変われば世界が変わる」というようなことを話したいんですけども。
結局この世は「主観」の世界であって、客観的に見ることはできても、じゃあそれをどう思うのか、どう判断するのかということになると、やはりそこは主観で判断するしかないわけです。
何かを見て「美しいなあ」「素晴らしいなあ」と思う人もいれば、同じものを見て「なんか平凡」とか「俺これ嫌い」とか思う人もいるし、ソコに全く興味なく通り過ぎちゃう人もいるわけです。
そんな世界にいて、一人一人が主観で周りを見渡して、不平不満を言ったり騒いだり落ち込んだりほくそ笑んだり舞い上がったり決心したり駆け回ったりしているわけですが。
なにが言いたいかというと。
「人の数だけ世界がある」と言いたい。アナタとワタシは同じ世界に住んでいるようだけれども、実は全然別の世界に住んでいる。アナタの視覚アナタの聴覚アナタの味覚アナタの嗅覚アナタの触覚から集まったアナタの情報をアナタの脳が整理判断し、アナタの心が沸き上がってアナタの意志が生まれ、アナタの身体が動いてアナタの行動となり、その結果がアナタの経験アナタの知識となってアナタの人生を動かし、アナタの世界を形作っていく。
アナタの世界は、こんなにもアナタだけの世界なわけです。
そしてワタシの世界も、こんなにもワタシだけの世界。
そんなアナタとワタシが出会ったら、一体なにが起こるでしょう?
これはもう、言ってみれば小宇宙同士が衝突するようなもので、違った観測点から観測した違った経験、違った価値観、違った世界観が、惑星爆発を誘発せんばかりの勢いでぶつかり合い、跳ね返ってはまた引力に引かれてぶつかって、お互いの角をお互いの角で削り合いながら、段々と噛み合い折り合いを付け、やがてそこにしっくりと収まったり結局収まらなかったり、といったような事が毎日起こり続けているわけです。
人という生き物は、なんのために感じたり、行動したり、経験を増やしたりしているんでしょう?人とは違う自分だけの「世界」を創り上げ、人とは違う「自分」になるためでしょうか?
なんでそんなに、人と違う必要があるんでしょう?
生命の多様性とか種の保存のためとか人生を勝ち上がるためだとか、色々な解釈は可能かと思いますが、とにかくこの世界には79億人分の79億個の世界がひしめいていて、そのそれぞれがその人にとってはたった一つの大切な守るべき世界で、そしてあろうことかその一つ一つ全部違っている、という奇妙キテレツ複雑怪奇な仕組みになっているわけなので、それはもう、ぶつかります。ひしめき合って、溢れ出して、この小さな地球からこぼれてしまうんじゃないかと思うくらいです。
でも溢れない。この地球の上に張り付くように、全ての世界が多少の歪みを伴いつつも、しっくり収まっています。
たぶんですけど。79億個の世界は、例えば脳内で信号伝達を担っている「シナプス」と同じような伝達系の働きを持っているような感じです。先程の一つの世界が出来上がるプロセスを逆に辿れば、世界→人生→知識経験→行動→意志→心→情報→五感となって、五感のさらに先には、五感によって感じとられる対象物があるわけで、この対象物には他の世界、つまり別の人の世界が含まれます。
他の人の世界(他のシナプス)に五感で接し、情報を蓄え、芽生えた心という名の主観で判断を下し、それが意志となり行動となって、また別の世界(別のシナプス)に伝達していく。その営みは伝言ゲームのように少しずつ形を変えながら染み込むように、時には踏み潰すように広がって、やがて大きな流れとなって・・・そんなイメージです。
人と人が出会うと、そういうことが常に現在進行形で起こっているわけで、そういう「人」という生き物を俳優は演じるわけです。フリではなく、伝達物質として正しく機能し、演じるべきです。相手役の表情や行動を見て、声を聞き、匂いや触れた感じに影響を受けて、心を燃えたたせ、自分の(役の)主観と照らし合わせて、自分が(役が)その場にふさわしいと思う行動をとり、誰かに(観客に、ではなく主に相手役に。この辺はまたいつか書きます)何かを伝えるべきです。
「自分が変われば世界が変わる」
自分発で、自分を起点に、世界は実際に変わっていくし、変えられるということ。人は「伝達系生物」なんです。おそらくこれは事実であり、一般人にとっても演じる人にとっても、大変勇気づけられるものです。
自分のいる世界を気にいるか気に入らないかは自分次第という事にもなりますね、恐ろしいことに。
この辺のことは、また近いうちにもっと詳しく書きたいと思います。
それでは今日はこの辺で。