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パク・ウンビンさんは天才肌!

演技的雑談
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Hello world!nora3です。

前回の記事の最後にちょっと書いたんですけど。

ウ・ヨンウさんのこと。

今、Netflixでやってますよね。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」・・・まだ全部観終わったわけじゃないんですけど。

なんか・・・スゴくないですか?

スゴく、面白いですよね?

ねえ?

 

 

はぁ〜・・・困るなあ。

また寝不足になっちゃうなあ。

やらなきゃいけないこともいろいろある気がするのに。

でも・・・観ちゃうんだよなあ、面白すぎて。

もう夕方くらいから、楽しみにしちゃってるもんなあ、夜中に続き見るの。

はあ。困るなぁ。

 

って、ほんとは困ってないやろ全然!

ってツッコんでくれました?

はは。

 

そーです。ホントは全然困ってない。

今夜観るもの、観たいものが常にある状態は、幸せでしかありません。

ありがとうパク・ウンビンさん!

ありがとう韓国ドラマ。

 

というわけで、今のところ面白さしかない「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ですが、いったいなにがそんなに面白いのか、今回はちょっとマジメに考えてみたいと思います。

 

さて。

題名からもわかるように、弁護士さん達が活躍する法廷ドラマなんですよねこのドラマ。さまざまなケースを担当しつつ、同僚との競争や共感、チームとしての団結、敵役との法廷闘争、さらには恋愛などを通して、成長していく主人公の姿を描いています。

どうでしょう?

こう書くとなんだか・・・普通じゃないですか?

だって、大抵のドラマって、そういう感じじゃないですか。主人公がなんらかの職業に就いていて、そこで上手くいかなかったりイジメられたり苦労して、仲間やチームや恋人に助けられて復活し立ち上がり、大きな敵や目標に挑んで全力出し切る中で成長していく・・・「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」も、ほぼほぼ同じ構造です。

ストーリー的には基本的に1〜2話で1つのエピソードが完結する形で、これも刑事ドラマや医療ドラマ、そして法廷ドラマなどでは一般的な形です。

セリフも面白いセリフは多いですが、特に奇抜とか新しいとかいう事はなく、撮影手法も安定感のあるオーソドックススタイルと言えるものだと思います。

これらの意味での目新しさは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」には特に無い、と言っていいでしょう。

 

ではなにが目新しくて、なにが他のドラマと違うのか?

まず、各エピソードの核となるそれぞれの事件の選び方に、新しさというか、時代のセンスを感じます。日本でも「古畑任三郎」とか木村拓哉さんの「HERO」とか、その時代なりのセンスで、あまり一般的ではない事件を取り上げたりする作品がありましたが、それと同じような「今」への嗅覚を脚本に感じます。

そして、それら各事件の被疑者が毎回ゲスト出演しますが、彼らそのエピソード限りの俳優陣がレギュラー陣に負けない個性と魅力を発揮しています。

そうです。nora3的には、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の面白さは、キャストの魅力でできている、と言いたい。

全体的なキャスティングは、俳優陣の質もバランスもとてもいいと思います。

まず、主人公をサポートし共闘する弁護士チームの面々が、素晴らしい。一人一人個性的で自己主張が超強く、自己のキャリアを第一に考えるような人種だけれど、それぞれに魅力的で、主人公と日常的に接する中で、それぞれに影響を受け、良い事も悪い事も乗り越えながらそれぞれに変化して、だんだんと一つのチームになっていく・・・そういう役ごとの変化と繋がりがとても良く演じられていると思います。

逆に主人公の恋人役のイ・ジュノは、イケメンだけれど自己主張少なく、誰にでも優しくて人当たりは良いけど、なにかを突き詰めるような強い目的意識とは無縁で、自分の中には無い純粋な真っ直ぐさや強さを主人公の中に見て惹かれていく・・・この流れもベタと言えばベタですが、ウ・ヨンウ役のウンビンさんとイ・ジュノを演じるカン・テオさん、お互いが持つ演技のチカラによって充分に信じられるものになっています

それ以外のバイプレーヤー達、前出のゲスト出演陣も含めて、みなそれぞれに個性的にして魅力的、それぞれの立場でそれぞれの行動原理に従って生き生きと生きていて、穴がありません

キャスティングに穴が無い。これは、ありそうでなかなか無いヒットドラマの条件の一つだったりします。

 

そして・・・やっと一番書きたいところに辿り着きました。

そうです。ウ・ヨンウ!

ウ・ヨンウを演じているパク・ウンビンさんの演技は・・・もう素晴らしいの一言です!

韓国ドラマ最高!とかさんざん言っといて毎回勉強不足で大変申し訳ないんですが・・・パク・ウンビンさんの演技、今回初めて観たんですよね・・・スミマセン(土下座しております)。

なので、大変驚きました。

コレはいったいなんだろう、と。

 

パク・ウンビンさんの他の演技を観たことがない僕には、最初ウ・ヨンウが本当の「自閉症」の人に見えたんです。ん?自閉症の人が主役をやっている? の? かな?という感じでした。

それくらい自閉症の人の身体的特徴、四肢や指先の動き、目の動き、反応反射、言葉の発し方、嗜好まで、ほぼ完璧に捉えていると感じました。

しかも、そういう自閉症の人物をほぼ完璧に演じながらも、彼女は全然自閉症ではないんです(パク・ウンビンさんは自閉症ではないと思うので当たり前と言えば当たり前ですが)。

彼女は「自閉症のウ・ヨンウ」を演じながら、ドラマの「主人公のウ・ヨンウ」としてドンドン攻撃的に「表現」しています。

本来自閉症の人々は、相手に何かを伝えるとか、何かを表現するということが苦手な場合が多い、というか、主な症状だったりするわけですが。

パク・ウンビンさんは、自閉症のウ・ヨンウとして閉じこもった上で、主役であるウ・ヨンウとして強烈に表現し、ドラマ全体を強力に引っ張っているわけです。

コレって、スゴくないですか?

自分の中に自閉状態を作り出し、その状態のまま(クローズのまま)表現(オープン)するわけですから。

 

もちろん不可能なことではありません。

実際ウンビンさんがやっているし、同じような役を主役としてやった俳優は少なくないです。

アル・パチーノから下北沢の小劇場に立つ俳優の卵まで、障害を持った主役を演じた俳優は僕もいっぱい知っています。

だから、やる気になって真剣に取り組めば、誰にだってできるハズで、そのために役作りの方法がアレコレあるわけです。

それを学びさえすれば、僕たち私たちにだって、もちろんできます

 

できます、が。

ただ、何事にもレベルというものがありまして。

パク・ウンビンさん演じる「ウ・ヨンウ」は、なかなかお目にかかれないくらいにレベルが高い!

これは間違いないことだと思います。

 

いちドラマファンとしての妄想ですが。

昔、木村拓哉さんの「HERO」で、韓国を舞台にして木村さんとイ・ビョンホンさんが共演した映画があったんです。

古畑任三郎でもいいんですが田村さんがもうアレなので、やっぱり木村さんにもうひと頑張りしていただいて、日本検事VS韓国弁護士の闘い、久利生公平 VS ウ・ヨンウの法廷闘争とか、観てみたいですねぇ〜。面白いと思うんだけど。

実現せんかなぁ。

 

んな感じで。

ハイ本日これまで〜!

 

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」はキャストの演技で魅せる作品!
クローズ(自閉)しながらオープン(表現)するとはコレいかに? → 方法さえ学べばできる!
ウ・ヨンウ VS 久利生公平 が観たいぞッ!(超個人的希望)
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